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2016年度(第89回)アカデミー賞|過去30年において「下から2番目」の低視聴者数(全米)

シネマトゥデイ  2017年2月28日付け記事
波乱のアカデミー賞、視聴者数も撃沈 過去9年で最低を記録【第89回アカデミー賞】( ttp://www.cinematoday.jp/page/N0089955 )


ここ(↓)で言われている ”2008年” というのは ”第80回=2007年度” のこと。「AwardsDaily.com」に記載されているビューワー数(こちらの記事)をみると、第89回は過去30年において「下から2番目」の低視聴だったようです。(過去30年において最低は、第80回(=2007年度)『ノーカントリー』が作品賞を受賞した年。)


現地時間26日に米ロサンゼルスで行われた第89回アカデミー賞授賞式の全米での平均視聴者数が3,290万人となり、過去最低を記録した2008年以降で、最も低い数字となった。The Hollywood Reporter などが報じた。 (中略) 報道によると全米の視聴者数は3,290万人。これは昨年の3,440万人からも減り、2008年(3,200万人)に続きここ10年間でワースト2となる数字。速報による全体視聴率は22.4%で、こちらも去年の23.4%より低いものとなった。



ネタ元である「The HollywoodReporter」の記事

The HollywoodReporter.com  2017年2月27日付け記事
TV Ratings: Oscars Drop to 32.9M Viewers, Telecast Takes a Bigger Hit Wi
th Younger Set( ttp://www.hollywoodreporter.com/live-feed/tv-ratings-oscars-drop-again-early-numbers-980854 )


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dmenu映画  2017年3月2日付け記事
数字で見るアカデミー賞! 全米の“地域別視聴率”が浮き彫りにする事実とは?( ttps://movie.smt.docomo.ne.jp/article/1063693/ )


「反トランプ声明 / 政治的主張過多」に対する反発

電通系のメディア投資会社アンプリファイUS副社長で番組リサーチ担当のビリー・ゴールド氏は視聴率低下の理由を分析し、米紙ロサンゼルス・タイムズにこう語っている。「考えられるのは、政治的要素が一定の視聴者を遠ざけたという事実でしょう」。 (中略) 最も低かったのがテネシー州メンフィスの10.6%。次いでオハイオ州デイトンの11.3%、ノースカロライナ州ウィンストン・セイレムの11.4%、ルイジアナ州ニューオーリンズの12.6%という順番。これらは全て共和党のドナルド・トランプを支持した州だ。




● ”ノミネート作品に大ヒット作が無い / 知名度低い作品群” 問題
● ”放送時間帯が遅すぎる” 問題

前出のゴールド氏は、視聴者数が少なかった理由として「放送時間が遅いこと、大ヒットしたノミネート作品が少なかったこと」も挙げている。これらは例年、問題視されていることでもある。同中継は西海岸のロサンゼルスで午後5時半から行われ、9時過ぎに終了。しかし3時間の時差がある東海岸では8時半に始まり、先にも述べたように深夜12時過ぎまで放送された。これは2002年の12時34分に次ぐ遅さで、昨年は11時51分に終了している。また今年も、一般のほとんどが知らない低予算映画のノミネーションが多く、視聴者の強い関心を引けなかった。




”授賞式長過ぎ” 問題

クライマックスである作品賞が間違ってアナウンスされ大騒動になったが、このハプニングも視聴率には大きな影響を与えなかったことになる。これにも理由がある。この「誤発表」と「再発表」が行われたのは、ニールセンによる視聴率調査時間帯が終了した後だったというのだ。調査対象は同中継内の最後のCM枠となった東海岸時間の12時2分までで、その後、ハプニングを含む放送は12時10分まで続いた。今年の同中継の放送時間は、過去10年間で最長の3時間49分(放送枠の尺は決まっていない)。このあたりも低視聴率につながったと見られている。





アメリカ国民にとって「アカデミー賞授賞式 中継」は、日本国民にとっての「紅白歌合戦」のような “国民的行事”

しかしゴールド氏は、今年度の視聴者数ダウンは、長い目で見ればアカデミー賞のブランドに悪影響を及ぼさないとしている。アメリカでもテレビ離れは進行しており、ニールセンの数字にはオンラインの視聴者数は含まれていない。それもあって近年、テレビ中継の視聴者数は98年のような高みに届いていないが、それでも同授賞式がアメリカで最も視聴される番組の一つであることは確か。30秒のCM一枠の広告料も200万ドル(約2億2566万円)と破格だ。スーパーボウル中継ほどでないにしろ、アカデミー賞授賞式中継には日本人にとっての「紅白」のような“国民的行事”としての趣や希少価値があるのだ。





さらに、
「AwardsDaily.com」のこちらの記事のコメント欄にあった指摘を追加するとすれば ……


● ノミネート狙いの作品は公開時期が遅くなるため、アメリカ国内でも浸透しきれない(=鑑賞されていない)(小規模作品だと地方では上映されていない or 上映開始時期が遅い)


●(上記↑の問題点と関連して)授賞式が早過ぎる。3月にして欲しい。(ノミネート作を鑑賞し終えるにのに時間がかかるため。ノミネート作は以前より増えている。)


● ノミネート作を5作品に戻したほうがいいのではないか?作品賞へノミネートされる作品数が増えているし作品賞へは入っていないが他部門ではノミネートされているという作品までフォローするとなると、かなり負担がかかる。(=鑑賞する時間を確保するのに負担が大) 作品を鑑賞していなければ授賞式に関心も持てない。


● 大本命作があったことで「どうせあれ(『ラ・ラ・ランド』)が圧勝するんでしょ?」というムードが広がっており、スリリングさに欠けた。


● そもそもニールセン社の視聴者数調査が現状を正しくとらえきれているのか?


● あとは「俳優賞部門のノミニーが若干地味めであった。スター俳優不足」という説も。(でも、この説はどうでしょうか?エマ・ストーンやアンドリュー・ガーフィールドやライアン・ゴズリングがいてもそれでもまだスター不足なのか?そのへん、よく分かりません。)





【アカデミー賞:視聴者数(ビューワー数)】 Oscar Audiences

【参照】AwardsDaily  2017年2月28日付け記事
Oscar Ratings Took a Hit – There are Many Theories as to Why



2017(=2016年度/第89回)— 32.9 million viewers
作品賞受賞『ムーンライト』
(2017年 トランプ政権発足)


2016(=2015年度/第88回) — 34.4 million viewers
作品賞受賞『スポットライト 世紀のスクープ』


2015(=2014年度/第87回) — 37.3 million viewers
作品賞受賞『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』


2014(=2013年度/第86回) — 43.7 million viewers
作品賞受賞『それでも夜は明ける』


2013(=2012年度/第85回) — 40.4 million viewers
作品賞受賞『アルゴ』


2012(=2011年度/第84回) — 39.5 million viewers
作品賞受賞『アーティスト』


2011(=2010年度/第83回) — 37.9 million viewers
作品賞受賞『英国王のスピーチ』


2010(=2009年度/第82回) — 41.6 million viewers
作品賞受賞『ハート・ロッカー』


2009(=2008年度/第81回) — 36.9 million viewers
作品賞受賞『スラムドッグ$ミリオネア』


2008(=2007年度/第80回) — 31.8 million viewers (low)
作品賞受賞『ノーカントリー』
(2007年後半にサブプライム住宅ローン危機発生。2008年は第二期ブッシュ政権最終年。)


2007(=2006年度/第79回) — 39.9 million viewers
作品賞受賞『ディパーテッド』


2006(=2005年度/第78回) — 38.6 million viewers
作品賞受賞『クラッシュ』


2005(=2004年度/第77回) — 42.2 million viewers
作品賞受賞『ミリオンダラー・ベイビー』


2004(=2003年度/第76回) — 43.6 million viewers
作品賞受賞『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』


2003(=2002年度/第75回) — 33.0 million viewers
作品賞受賞『シカゴ』
(2003年2月 コロンビア号空中分解事故。2003年3月にイラク侵攻(=イラク戦争)勃発)


2002(=2001年度/第74回) — 40.5 million viewers
作品賞受賞『ビューティフル・マインド』
(2001年9月11日にアメリカ同時多発テロ事件 発生)


2001(=2000年度/第73回) — 42.9 million viewers
作品賞受賞『グラディエーター』


2000(=1999年度/第72回) — 46.5 million viewers
作品賞受賞『アメリカン・ビューティー』
(2000年は第二期クリントン政権最終年。)


1999(=1998年度/第71回) — 45.63 million viewers
作品賞受賞『恋におちたシェイクスピア』


1998(=1997年度/第70回) — 57.25 million viewers (high)
作品賞受賞『タイタニック』


1997(=1996年度/第69回) — 40.83 million viewers
作品賞受賞『イングリッシュ・ペイシェント』


1996(=1995年度/第68回) — 44.81 million viewers
作品賞受賞『ブレイブハート』


1995(=1994年度/第67回) — 48.87 million viewers
作品賞受賞『フォレスト・ガンプ/一期一会』


1994(=1993年度/第66回) — 46.26 million viewers
作品賞受賞『シンドラーのリスト』


1993(=1992年度/第65回) — 45.84 million viewers
作品賞受賞『許されざる者』


1992(=1991年度/第64回) — 44.44 million viewers
作品賞受賞『羊たちの沈黙』


1991(=1990年度/第63回) — 42.79 million viewers
作品賞受賞『ダンス・ウィズ・ウルブズ』


1990(=1989年度/第62回) — 40.22 million viewers
作品賞受賞『ドライビング Miss デイジー』


1989(=1988年度/第61回) — 42.77 million viewers
作品賞受賞『レインマン』


1988(=1987年度/第60回) — 42.04 million viewers
作品賞受賞『ラストエンペラー』


1987(=1986年度/第59回) — 39.72 million viewers
作品賞受賞『プラトーン 』