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【更新】トロント国際映画祭観客賞とアカデミー賞作品賞の相関

【トロント国際映画祭観客賞とアカデミー賞作品賞の相関】


★印 …… トロント国際映画祭観客賞とアカデミー賞作品賞の両方を受賞した作品

印 …… トロント国際映画祭観客賞を受賞しアカデミー賞作品賞へノミネートされた(ただし受賞はしていない)作品

■印 …… トロント国際映画祭観客賞を受賞しアカデミー賞外国語映画賞を受賞した作品

…… トロント国際映画祭観客賞を受賞しアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた(ただし、受賞はしていない)作品



2018年度
Green Book(英題)
監督|ピーター・ファレリー




2017年度
★スリー・ビルボード
 英題|Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
 監督|マーティン・マクドナー




2016年度
★ラ・ラ・ランド
 英題|La La Land
 監督|デイミアン・チャゼル




2015年度
★ルーム
 英題:Room
 監督:レニー・アブラハムソン




2014年度
★イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密
 英題:The Imitation Game
 監督:モルテン・ティルドゥム




2013年度
★それでも夜は明ける
 英題:12 Years a Slave
 監督:スティーヴ・マックィーン




2012年度
★世界にひとつのプレイブック
 英題:Silver Linings Playbook
 監督:デヴィッド・O・ラッセル




2011年度
Where Do We Go Now? 
原題:Et maintenant, on va où?
監督:ナディーン・ラバキー Nadine Labaki




2010年度
★英国王のスピーチ
 英題:The King's Speech
 監督:トム・フーパー




2009年度 ※ この年からアカデミー賞作品賞ノミネート数は最大10作品まで拡大。
★プレシャス
 英題:Precious
 監督:リー・ダニエルズ




2008年度
★スラムドッグ$ミリオネア
 英題:Slumdog Millionaire
 監督:ダニー・ボイル




2007年度
イースタン・プロミス
英題:Eastern Promises
監督:デヴィッド・クローネンバーグ




2006年度
Bella
監督:アレハンドロ・ゴメス・モンテヴェルデ
   Alejandro Gomez Monteverde(Alejandro Monteverde)




2005年度
ツォツィ
 英題:Tsotsi
 監督:ギャヴィン・フッド




2004年度
ホテル・ルワンダ
英題:Hotel Rwanda
監督:テリー・ジョージ




2003年度
座頭市   
英題:Zatôichi
監督:北野武
※ この年のアカデミー賞外国語映画賞日本代表作は『たそがれ清兵衛』(『たそがれ清兵衛』は外国語映画賞部門へノミネート)




2002年度
クジラの島の少女
英題:Whale Rider
監督:ニキ・カーロ




2001年度
アメリ
英題:Amélie
原題:Le fabuleux destin d'Amélie Poulain
監督:ジャン=ピエール・ジュネ




2000年度
★グリーン・デスティニー
 英題: Crouching Tiger, Hidden Dragon
 原題:臥虎藏龍 / Wo hu cang long
 監督:アン・リー




1999年度
★アメリカン・ビューティー
 英題:American Beauty
 監督:サム・メンデス




1998年度
★ライフ・イズ・ビューティフル
 英題:Life Is Beautiful
 原題:La vita è bella
 監督:ロベルト・ベニーニ




1997年度
The Hanging Garden
監督:トム・フィッツジェラルド Thom Fitzgerald




1996年度
★シャイン
 英題:Shine
 監督:スコット・ヒックス




1995年度
アントニア
 ビデオ題:アントニアの食卓
 英題:Antonia
 監督:マルレーン・ゴリス




1994年度
司祭
英題:Priest
監督:アントニア・バード




1993年度
スナッパー (ビデオ題:スナッパー/私のパパはだれ)
英題:The Snapper(TVムービー)
監督:スティーヴン・フリアーズ




1992年度
ダンシング・ヒーロー
英題:Strictly Ballroom
監督:バズ・ラーマン




1991年度
フィッシャー・キング
英題:The Fisher King
監督:テリー・ギリアム




1990年度
シラノ・ド・ベルジュラック
 英題:Cyrano de Bergerac
 監督:ジャン=ポール・ラプノー




1989年度
ロジャー&ミー (ドキュメンタリー作品)
英題:Roger & Me
監督:マイケル・ムーア




1988年度
神経衰弱ぎりぎりの女たち
 英題:Women on the Verge of a Nervous Breakdown
 原題:Mujeres al borde de un ataque de nervios
 監督:ペドロ・アルモドバル




1987年度
プリンセス・ブライド・ストーリー
英題:The Princess Bride
監督:ロブ・ライナー




1986年度
アメリカ帝国の滅亡
 英題:The Decline of the American Empire
 原題:Le déclin de l'empire américain
 監督:ドゥニ・アルカン




1985年度
オフィシャル・ストーリー
 英題:The Official Story
 原題:La historia oficial
 監督:ルイス・プエンソ




1984年度
★プレイス・イン・ザ・ハート
 英題:Places in the Heart
 監督:ロバート・ベントン




1983年度
★再会の時
 英題:The Big Chill
 監督:ローレンス・カスダン




1982年度
テンペスト
英題:Tempest
監督:ポール・マザースキー




1981年度
★炎のランナー
 英題:Chariots of Fire
 監督:ヒュー・ハドソン




1980年度
ジェラシー
英題:Bad Timing
監督:ニコラス・ローグ




1979年度
Best Boy (ドキュメンタリー作品)
監督:アイラ・ホール Ira Wohl




1978年度
ガールフレンド
英題:Girlfriends
監督:クローディア・ウェイル Claudia Weill


◎ トロント国際映画祭は1976年に設立。観客賞が出来たのは1978年。



2018年トロント国際映画祭|受賞結果 発表

2018年(第43回)トロント国際映画祭の受賞結果が発表になりました。




●公式サイトでの発表  2018/09/16付け
Announcing the TIFF '18 Award Winners




トロント国際映画祭では一応、『観客賞(ピープルズ・チョイス・アワード)』が同映画祭の最高賞とみなされています。

また、トロント国際映画祭は長らく ”コンペティションを行わない映画祭” でしたが、2015年にコンペティションを行う「Platform(プラットフォーム)」部門が創設されています。

ですから、もう ”コンペティションの無い映画祭” ではありません。

……が、コンペを行うプラットフォーム部門に選出されるのは主にアート系映画であり、また同部門は創設されてからまだ日も浅く、今後も長く存続していくか未詳でもありますので、「トロント国際映画祭の最高賞=(長編作品に対する)観客賞」という認識は変わっていません。



なお、観客賞には
 ●「ドキュメンタリー作品に対する観客賞」
 ●「ミッドナイト・マッドネス部門へエントリーされた作品に対する観客賞」
 ●(ドキュメンタリー作品&ミッドナイト・マッドネス部門エントリー作品以外の)
  「(長編作品に対する)観客賞」
の3種があり、通常、トロント国際映画祭の最高賞とみなされるのは(ドキュメンタリー作品&ミッドナイト・マッドネス部門エントリー作品以外の)「(長編作品に対する)観客賞」になります。

国際映画批評家連盟賞 等の併設賞は、それぞれの賞を授与している団体に所属しているメンバーにより選出されます。




2018年(第43回)トロント国際映画祭(Toronto International Film Festival)は(現地日付で)2018年9月6日から9月16日まででした。



● トロント国際映画祭 (Tiff.'18) 公式サイト
  http://www.tiff.net/tiff/


● You-Tube トロント国際映画祭 (Tiff.'18) チャンネル
 https://www.youtube.com/user/tiff


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2018年(第43回)トロント国際映画祭 受賞結果
(Toronto International Film Festival)



(ドキュメンタリー作品&ミッドナイト・マッドネス部門エントリー作品以外の長編作品が対象の)
観客賞(一般的に、トロント映画祭の最高賞とみなされている)
Grolsch People’s Choice Award 〔Grolsch はスポンサー名〕

Green Book(英題)(ガラ・プレゼンテーション部門)
監督|
製作国|
米国配給|ユニバーサル・ピクチャーズ Universal Pictures



次点 Runners-up

次点|第一席 First Runner-up

If Beale Street Could Talk(英題)(スペシャル・プレゼンテーション部門)
監督|バリー・ジェンキンズ Barry Jenkins
製作国|アメリカ
米国配給|アンナプルナ・ ピクチャーズ Annapurna Pictures




次点|第二席 Second Runner-up

ROMA/ローマ(スペシャル・プレゼンテーション部門)
英題|Roma
監督|アルフォンソ・キュアロン Alfonso Cuarón
製作国|メキシコ / アメリカ
米国配給|ネットフリックス Netflix


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ドキュメンタリー作品 観客賞
Grolsch People’s Choice Award For Documentary
〔Grolsch はスポンサー名〕

Free Solo(英題)
監督|エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ Elizabeth Chai Vasarhelyi
   ジミー・チン Jimmy Chin
製作国|アメリカ
米国配給|National Geographic Documentary Films




次点 Runners-up

次点|第一席 First Runner-up

This Changes Everything(英題)
監督|トム・ドナヒュー Tom Donahue
製作国|アメリカ




次点|第二席 Second Runner-up

The Biggest Little Farm(英題)
監督|ジョン・チェスター John Chester
製作国|アメリカ


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ミッドナイト・マッドネス部門 観客賞
Grolsch People’s Choice Award For Midnight Madness
〔Grolsch はスポンサー名〕

The Man Who Feels No Pain(英題)
原題|Mard Ko Dard Nahin Hota
監督|ヴァサン・バラ Vasan Bala
製作国|インド




次点 Runners-up

次点|第一席 First Runner-up

Halloween(英題)
監督|デヴィッド・ゴードン・グリーン David Gordon Green
製作国|アメリカ




次点|第二席 Second Runner-up

Assassination Nation(英題)
監督|サム・レヴィンソン Sam Levinson
製作国|アメリカ


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プラットフォーム部門 プラットフォーム賞 Platform|Platform Prize
※ プラットフォーム部門はコンペティションを行う部門。

審査員|イ・チャンドン Lee Chang-dong
    タル・ベーラ Béla Tarr
    ミーラー・ナーイル Mira Nair



Cities of Last Things(英題)
原題|Xing Fu Cheng Shi/幸福城市
監督|Ho Wi Ding(何蔚庭)
製作国|台湾 / 中国 / フランス / アメリカ




オナラブル・メンション Honorable Mentions

ザ・リバー(2018年 [第31回] 東京国際映画祭での邦題)
英題|The River
原題|Ozen
監督|ミール・バイガジン Emir Baigazin
製作国|カザフスタン / ポーランド / ノルウェー


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【カナダ製作映画関連】


カナダ製作映画賞
Best Canadian Feature Film

The Fireflies Are Gone(英題)
仏題|La disparution des lucioles
監督|Sébastien Pilote
製作国|カナダ




カナダ製作映画賞(第一回監督作品限定)
City of Toronto Award For Best Canadian First Feature Film

Roads in February(英題)
仏題|Les routes en février
監督|Katherine Jerkovic
製作国|カナダ


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【短編映画関連】


カナダ製作短編映画賞 Short Cuts Award for Canadian Short Film

Brotherhood
(Ikhwène)
監督|Meryam Joobeur
製作国|カナダ / チュニジア / カタール / スウェーデン




カナダ製作短編映画:オナラブル・メンション Best Canadian Short Film, Honorable Mention

Fauve
監督|Jérémy Comte
製作国|カナダ




国際短編映画賞 Short Cuts Award for International Short Film

The Field(英題)
監督|Sandhya Suri
製作国|フランス / インド



国際短編映画:オナラブル・メンション Honorable Mention(2作品)

Fuck You(英題)
監督|Anette Sidor
製作国|スウェーデン


This Magnificent Cake
原題|Ce magnifique gâteau!
監督|Emma De Swaef
   Marc James Roels
製作国|ベルギー / フランス / オランダ


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以下の賞は観客の投票ではなく、それぞれ「国際映画批評家連盟」「NETPAC」 という組織に所属しているメンバーにより選出されています。

国際映画批評家連盟賞 ←←← 国際映画批評家連盟
NETPAC(ネットパック)賞 ←←← NETPAC(Network for the Promotion of Asian Cinema)



トロント国際映画祭:国際映画批評家連盟賞(スペシャル・プレゼンテーション部門限定)
Prizes of the International Critics (FIPRESCI Prize) for Special Presentations Section

Skin(英題)
監督|ギュイ・ナッティヴ Guy Nattiv
製作国|アメリカ




トロント国際映画祭:国際映画批評家連盟賞(スペシャル・プレゼンテーション部門限定):オナラブル・メンション
FIPRESCI Special Presentations, Honourable Mention

A Faithful Man(英題)
監督|ルイ・ガレル Louis Garrel
製作国|フランス





トロント国際映画祭:国際映画批評家連盟賞(ディスカバリー部門限定)
Prizes of the International Critics (FIPRESCI Prize) for Discovery Section

Float Like a Butterfly(英題)
監督|Carmel Winters
製作国|アイルランド




トロント国際映画祭:国際映画批評家連盟賞(ディスカバリー部門限定):オナラブル・メンション FIPRESCI Discovery Prize, Honourable Mention

Twin Flower(英題)
原題|Fiore gemello
監督|Laura Luchetti
製作国|イタリア





トロント国際映画祭:NETPAC(ネットパック)賞 - (最優秀アジア映画)
NETPAC Award for Best Asian Film(アジア映画が対象)
〔NETPAC …… Network for the Promotion of Asian Cinema の略〕

The Third Wife
監督|Ash Mayfair
製作国|ベトナム




トロント国際映画祭:NETPAC(ネットパック)賞:オナラブル・メンション
Netpac Award, Honourable Mention

The Crossing
監督|Bai Xue



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オーデンティア賞(女性監督に対する賞)
Eurimages Audentia Award for Best Female Director
〔Eurimages(=The Council of Europe’s Eurimages Fund) はスポンサー名〕

Fig Tree(英題)
監督|Alamork Davidian




オーデンティア賞:オナラブル・メンション
Eurimages Audentia Award, Honourable Mention

Phoenix(英題)
監督|Camilla Strøm Henriksen


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【トロント国際映画祭 観客賞(People's Choice Award)受賞作一覧】
http://en.wikipedia.org/wiki/Toronto_International_Film_Festival


これを見ると分かる通り、観客賞を受賞した作品が必ずしもアカデミー賞作品賞を受賞しているわけではないのです。2000年以降昨年度までにトロント映画祭観客賞を受賞し同時にアカデミー賞作品賞も受賞した作品は3作品のみ(=18回のうち3回)です。「トロント映画祭観客賞受賞→アカデミー賞作品賞受賞」という作品ばかりが強調されますが、毎年必ずしも受賞に直結しているわけではありません。

ただし、ここ10年に限定してみると2009年度(第82回)以降は作品賞ノミネート数が拡大した影響もあってトロント観客賞受賞作は(アカデミー賞作品賞受賞は無理でも)かなりの高確率でノミネートを果たしています。2008年度(第81回)以降、非英語作品である1作品を除いてトロント映画祭観客賞受賞作はすべてがアカデミー賞作品賞にノミネートしています。